1954-10-20 第19回国会 参議院 農林委員会 閉会後第14号
翌六日は早朝から江部乙に近いりんご園の被害状況を視察しまして、赤平、芦別を経まして富良野町に行き、山部、東山等の各町村を歩いて参りました。丁度この日はひどい霜でございましたが、来年の種子を確保するために青立ちの稲を焼いて燻煙をして霜害を予防している農民の諸君の真剣な姿に、私どもは誠に胸を打たれるものがございました。
翌六日は早朝から江部乙に近いりんご園の被害状況を視察しまして、赤平、芦別を経まして富良野町に行き、山部、東山等の各町村を歩いて参りました。丁度この日はひどい霜でございましたが、来年の種子を確保するために青立ちの稲を焼いて燻煙をして霜害を予防している農民の諸君の真剣な姿に、私どもは誠に胸を打たれるものがございました。
水没戸数八十八戸、人口約七百人、水田四十七町歩、畑地二十五町歩、山林原野百三十三町歩、りんご園十五町歩、宅地一万五千坪でありますと 同ダムについての調査は十年以前からでありまして、いよいよ昨年度から工事に着手することになりました。
私は自然休会中に帰つたときに、できるだけ広い範囲の地方を非公式に調査したのでありますけれども、ひどいところは一町五反から二町にわたるところのりんご園が、完全に枯死して抜木しなければならぬような状態になつております。これらの報告は、統計調査部の方にも普通の報告としてすでに来ておることと思うのです。
もう一つは、御承知の通り、「みかん」園とか、「りんご」園とかいうような果樹園を持つておる者が、一町歩持つておれば、百万円の收入があるとか二百万円、三百万円の收入があるというようなことを聞くのであります。それらのものに対して、あれは闇で賣つておるのだから課税はせんというやり方であるか。もつとこういう時に應じての課税方法というものはその時に適切なるやり方でやらんというと或者は沢山金が余つておる。
今申しました一万何千というのは非常に大きな方でありますが、とにかく「りんご」も一反歩の「りんご」園から二百万円くらいの收穫があるのじやないかというふうに考えるのであります。それもこれくらいが物價安定だというて六十五倍という物價を決めた以上は、それを実行するならばいいのですが、実際に実行されない。そういうのが市中にどれもこれも正札附きでやつておるのです。